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レアル、アザール獲得で基本合意? 西紙報道を各国メディアが伝える

text by Keiske Horie photo by Getty Images

レアル・マドリーのエデン・アザール
チェルシーのエデン・アザール【写真:Getty Images】

 チェルシーのエデン・アザールの去就を巡って欧州メディアが揺れている。

 スペイン紙『アス』が19日、チェルシーとレアル・マドリーがアザールの移籍について基本合意に達しているのではないかと言及した。これを受けて英紙『エクスプレス』が合意と報じ、各国メディアが追随している。

 とはいえ、『アス』は該当記事を「アザールは議題に挙がっている。しかし、今季のパフォーマンスは酷いものだ」の見出しで報じ、「ジネディーヌ・ジダン監督の指導に対する希望を隠していない」「実際にチェルシーとマドリーは基本合意に達しているという報道もある」と述べるに留まっている。これを各国メディアが「合意」と伝えた形だ。

 アザールは今季チェルシーで公式戦38試合に出場し、わずか2ゴールしか決めることができていない。プレミアリーグに限れば未だノーゴールである。チェルシーはアザールに対して1億ユーロ(約125億円)の移籍金を求めているとみられ、低調なパフォーマンスをみせる同選手に大金をつぎ込むことはスペイン国内でも議論の的となっているようだ。

 英紙のように「合意に至った」と断定するのは早計とはいえ、今夏の同選手の去就には今後も大きな注目が集まりそうだ。

(文:Keiske Horie)

【了】

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