ミラン、FW陣のコンディション不良でシステム変更へ
4-4-2から4-3-3へ。システムを固め戦ってきたミランだが、本日のキエーヴォ戦ではシステムを変える可能性が高まっている。その理由は、FW陣のコンディションが整わないことにある。
「試合まであと一回練習があるので、(システム変更は)その様子を見て判断したい。だが確かなのは、コンディションが100%である11人のみが先発としてピッチに立つということだ」
12日、ミハイロビッチ監督は記者会見で次のように語った。つまりこれは、前節のサッスオーロ戦に先発したマリオ・バロテッリや、途中出場のジェレミー・メネズらが走れるコンディションにないことを示唆したものだ。
両者ともにプレスには走らず、また味方のスペースを捻出する動きも足りなかった。「ユベントスの(マリオ・)マンジュキッチや(パウロ・)ディバラのようにやれとは言わないが、バロテッリやメネズにもボールのないところで貢献してほしい」と監督は言った。エムバイエ・ニアンが故障し、ケビン・プリンス・ボアテンクも今ひとつな状況の中、走れるFWがいないので2トップを放棄せざるを得なくなりそうなのである。
その代わり4-4-2でアウトサイドを務めていた本田圭佑とジャコモ・ボナベントゥーラは一列前に上げられる。それによって本田の戦術的な役割に変化はあるのか。またどんなプレーが求められるのだろうか。