リオデジャネイロ五輪女子アジア地区最終予選第5戦が9日に行われ、日本は北朝鮮に1-0で勝利し大会を終えた。

　なでしこジャパンのキャプテン宮間あやは試合後、インタビューに応じ「雨の中、切符を逃したにもかかわらず、私たちのためにこれだけたくさんの方が集まってくださって申し訳なさとうれしさと気持ちがいっぱい」と謝罪の言葉と同時にファンの声援に感謝を述べた。

　現体制ラストゲームとなる北朝鮮戦には「1試合1試合、逃してしまった申し訳なさで胸がいっぱいでしたけど、本当にチームとして最後まで戦いたいと思って」臨んだという宮間。チームは見事「全員の気持ちが乗った」勝利でひとつの時代を締めくくった。

　オリンピック出場を逃したが、サッカー自体が終わるわけではない。宮間は「本当にたくさんの経験をした選手が多いと思うので、それぞれが女子サッカーの代表として今後も頑張っていかなければいけない」と未来に向けた決意を口にする。

　そして会場に集まったサポーターとテレビの前のファンに向けて「これからもサッカーは終わらないので、ぜひ応援よろしくお願いします」と投げかけた。この日を境に、日本女子サッカーの新たなページが始まろうとしている。

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