現地各紙は本田に極上の評価
トリノ戦から一夜明けた28日、地元紙は本田圭佑に対して高い評価を与えた。寸評ではほとんどの新聞でチーム最高の評価。プレーの内容では、クロスバーを直撃した直接FKや、正確なパス出しが賞賛の対象となっていた。
以下は各紙の評価及び評点。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』 7(チーム最優秀。なおクツカとアントネッリも評点は同様に7)
「昔ながらのメニュー:クロスバーを直撃した左足のFKに、ピッチの中央へと絞る動き。
この日のスペシャルメニュー:インターセプトからバッカへつなげたパスに、“9番”さながらのポストプレー、そしてサイドバックさながらのボール奪取」
『コリエレ・デッロ・スポルト』 6
「派手なプレーよりも影の仕事に徹する。だがコンスタントに展開の排出口となり、アバーテを常にサポートし複数のプレスを展開するなど、戦術面にもよく注意を払った。それに加え、可能な際はシュートへと向かう。クロスバーを叩いたFKはスペクタクルなものだった」
『トゥットスポルト』 7.5(チーム最優秀)
「FKでクロスバーを直撃。ただとりわけ際立っていたのは、数多くのボール奪取や教授然とした頭脳プレーだ。目下、ミランの偉大なるスピリットとは彼のことだ」
『コリエレ・デッラ・セーラ』 7(クツカと並びチーム最優秀)
「神の恵みを受けた状態は続く。クロスを次々と釜から焼き上げ、ボールコントロールのミスもただ一度のみ。さらにFKの場面は素晴らしいキックを披露し、クロスバーを直撃した」
『ラ・レプッブリカ』 6.5(アレックス、アントネッリ、クツカと並びチーム最優秀)
「周囲を楽しませ、そして自らも愉しむ。クロスバーに阻まれたFKは、まさに真の10番のなせる業。そしてバッカにも魅惑のアシストパスを出した」
【了】