同点弾誘発とカバーリングを評価
ナポリ戦から一夜明けた23日、地元紙は本田圭佑に対し及第点かそれ以上の評価を与えた。精力的な守備に加え、クロスで先制点を演出したことも高評価の要因となっていたようだ。以下は各紙の寸評及び評点。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』 6
「ボールをロストし、ナポリの先制点につながったシーンは不注意でもあったし、不運でもあった。しかし、サイドの一兵卒としての役割を厳粛にこなす。必要とする人間に水筒を配給し、ボールや相手選手に喰らい付き、さらには毒気のあるシュートを放ってレイナにプレッシャーをかけた」
『コリエレ・デッロ・スポルト』 6.5
「離れた位置からボナベントゥーラを確認し、長いクロスを放つ。クリバリのヘッドも手伝ってボールはロッソネーロの“ジャック”(ボナベントゥーラのこと)の元へと伸びた。後方の守備を増強するために多大な犠牲を払う。そして試合終了間際にはシュートも。レイナはこれを弾くがセーブは決して簡単なものではなかった」
『トゥットスポルト』 6
「常に展開の中心に存在。チームメイトから継続してパスを受け、多くのボールを周囲に振り分ける。その中には非常に良いものもあり、クリバリのミスも誘ってゴールへと繋がった」
『コリエレ・デッラ・セーラ』 6.5
「この日のプレーはさながら小型自動車。双方通行の細道を行き来して距離を稼ぎ、必要な時には複数のプレスにも参加。そしてゴールにつながるシーンでは正しいクロスを上げ、さらにはシュートも狙った」
『ラ・レプッブリカ』 6.5
「右からスタートし、同点ゴールのシーンではボナベントゥーラを見事に釣り上げる。カバーリングにも犠牲を払った」
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