ウェスト・ハムが12日、中国スーパーリーグのクラブから興味を寄せられていたフランス代表MFディミトリ・パイエとの契約を2021年まで延長したことを発表した。

　パイエは昨年夏にマルセイユからウェスト・ハムに加入後、今季公式戦23試合に出場し6得点5アシストを記録している。すでにチームの主力として活躍しており、チームにとって欠かせない存在となっていた。

　パイエに対しては先日、クラブ名は明らかにされていないものの中国のあるクラブが移籍金3800万ポンド（約63億2000万円）でパイエ獲得に乗り出し、パイエ本人に対しても巨額年俸のオファーを提示して揺さぶりをかけていると報じられていた。だが、パイエはそれに耳を傾けずウェスト・ハムと契約延長を果たしている。

　パイエはウェスト・ハムのオフィシャルサイトを通じて「僕はウェスト・ハムとの契約延長に満足しているし、冒険できることを誇りに思っている。僕はここで幸せであると何度も言ってきた。僕は誰もが良い気分になるように活躍したい。ウェスト・ハムが成長し、目標を達成できるように手助けしたいと思っている」と語り、ウェスト・ハムに対して忠誠を誓っている。

　ウェスト・ハムにとって重要な存在であるパイエ。多くの選手が欧州から中国に渡っている中で、パイエは巨額年俸を提示されても首を縦に振らなかった。パイエの残留が決まったことは、ウェスト・ハムにとって朗報と言えるだろう。

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