3試合連続出場した久保建英【写真:ジュニアサッカーを応援しよう!編集部】
7日(日)、東京都クラブユースU-17選手権の決勝リーグ第3節が東京ガス武蔵野苑多目的グランドにて行われFC東京U-18(以下、FC東京)と横河武蔵野FCユース(以下、横河武蔵野)が対戦した。
佐藤一樹監督に「絶対決勝に行くぞ」と声をかけられピッチに立ったFC東京の選手たち。試合は時間の経過とともに、ロングパスとショートパスをうまく織り交ぜながら攻撃を展開するFC東京が支配していった。先制点が生まれたのは35分。FW松岡瑠夢がペナルティエリア外から右足を一閃。これがゴール左隅に突き刺ささり、FC東京が先制に成功。松岡の3試合連続となるゴールで前半を1点リードで終えたFC東京の追加点は後半開始早々のこと。
「いつも練習でやっている形」だというゴール前での“フリックプレー”が完璧に決まる。中盤からの縦パスをFW半谷陽介が1タッチでコースを変え、最後は再び松岡が「流し込むだけだった」というシュートを決めて2-0。その後、FC東京は何度か不用意なパスミスからピンチを招くことはあったものの、横河武蔵野に試合の主導権を握られることなく勝利を収め、11日に味の素フィールド西が丘で行われる三菱養和SCユースとの決勝戦に駒を進めた。
この試合で2ゴールを決め、決勝リーグ3試合5ゴールと得点量産中の松岡は「毎試合、監督からは『常に上を目指してやれ』と言われています。競争も激しいですし、まだ(新チームで)誰が出るとも決まってないので、しっかりアピールして常に上を目指していきたいです」と、チーム内での激しい競争意識を感じさせるコメントを残した。
また、中学生ながら唯一“飛び級”で出場を果たしている久保建英。この日は74分からピッチに立ち3試合連続となる出場を果たした。
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