退団することが発表された闘莉王【写真:Getty Images】
J1リーグの名古屋グランパスが9日、元日本代表DF田中マルクス闘莉王がチームを退団することを発表した。
闘莉王はサンフレッチェ広島や水戸ホーリーホック、浦和レッズなどを経由した後、2010年に名古屋に加入。開幕戦からスタメンの座を掴み取るとリーグ戦29試合に出場し6得点を記録。名古屋にとってクラブ史上初となるJ1リーグ優勝に大きく貢献していた。このことについて闘莉王は「移籍後最初のシーズンで優勝できたことは、私にとって非常に思い出深い出来事です」と語り、当時の思い出を語った。
昨季はリーグ戦30試合に出場し5得点を決めるなど、守備だけでなく攻撃でも存在感を発揮している。そして今回、6年間過ごした名古屋を退団することになった。
退団することに関して闘莉王は「今回、ブラジルに帰ってゆっくり考える時間を持ち、私自身が変わらなければいけないという想いに達しました」と語り、ブラジルに一度帰ることは明言したものの、今後の去就については触れなかった。34歳という年齢ではあるが、まだまだサッカー選手として十分に活躍できることを証明している。果たして、今年もピッチに立ち続けることになるのだろうか。
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