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東福岡、2点止まりも前回王者を圧倒。17年ぶり優勝に王手

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

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東福岡が決勝進出を果たした【写真:ダン・オロウィッツ】

【星稜 0-2 東福岡 全国高校サッカー準決勝】

 第94回全国高校サッカー選手権大会の準決勝が9日に行われ、石川県代表の星稜高校と福岡県代表の東福岡高校が対戦した。

 前回大会王者とインターハイ王者が激突したこの一戦。立ち上がりは東福岡がペースを掴み、相手ゴール前まで攻め込む場面を作った。

 その後も一対一で上回る東福岡が有利に試合を進めていく。40分、浮き球のパスに抜け出した三宅海斗がボレーシュートを放つもGKがセーブする。43分にはラストパスを受けた橋本和征が狙うも戻ってきた相手にブロックされた。

 それでも前半終了間際の45分、左からのクロスを受けた藤川虎太朗がDFとの競り合いを制して左足でゴールをこじ開けた。インターハイ得点王の藤川が東福岡に先制点をもたらした。

 後半も主導権を握ったのは東福岡。55分、キャプテンの中村健人がキレのあるドリブルからシュートを放つ。そして57分、右サイドでパスを繋ぎ、中央のスペースに入ってきた鍬崎祐弥が右足でミドルを放つと、GKの手をかすめてネットを揺らした

 2点のビハインドを背負った星稜は60分、背番号10の窪田翔を投入する。しかし、東福岡の牙城を崩すことはできず。

 逆に東福岡はセカンドボールを次々に拾う。運動量は終盤まで衰えず、敵陣に何人もの選手が進入し厚みのある攻撃を仕掛け続けた。

 そして、試合終了。前回大会王者の星稜を寄せ付けなかった東福岡が2-0で勝利し、第77回大会以来の決勝進出を果たした。

【得点者】
45分 0-1 藤川虎太朗(東福岡)
57分 0-2 鍬崎祐弥(東福岡)

【了】

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