岡崎、前半最終戦は出番なし
岡崎慎司のプレミアリーグ挑戦1年目の第19節。前半最終戦となった年末のマンチェスター・シティとの試合で、日本代表FWに出番は回ってこなかった。
格上相手とはいえ本拠地での一戦。首位争いをする相手に0-0と均衡した状況でゴールを取りにいってもいい局面だが、前々節のエバートン戦で得点し、クラウディオ・ラニエリ監督自らが「90分間を通じて脅威の存在だった」と評した男を最後までピッチに送り出すことはなかった。
試合後の岡崎は「これはいつも思うことですが、ここで出られないのはなんでなんだろう。それだけ監督にとっては、ここぞというところで点を取る選手だとは思われていない。この悔しさは毎回、この前半戦通してよくあった」と冷静に受け止める一方、「しかし、落ち込んでいない。また次にチャンスがあると思うし、今日の試合はすごくタイトで監督としては0-0でもOKという試合展開として見ていたと思う」と分析した。
この時点での余裕は、新年最初の試合となるボーンマス戦がわずか4日後に控えていたからだった。この時期のプレミアリーグは日程が非常にタイトになるため、岡崎自身も「翌節は先発起用してもらえる」と期待を持っていたに違いない。
しかし迎えた1月2日。現地各紙は岡崎先発を推すものが多かったが、大方の予想とは相違し、2戦連続でスタメン落ちとなった。後半20分から途中出場したものの、決定機は巡ってこなかった。唯一の見せ場は29分。ジェイミー・ヴァーディーが落としたボールを岡崎が左足でハーフボレー。きれいに捉えたが、ポスト右に外れていった。その後も積極的にボールを受けに回ったが、チームメイトとのタイミングが合わない場面が目立ち、逆に空回りしている印象を残した。