欧州でも頭抜けた強さを持つバルセロナ
いよいよ日本でその力を披露するバルセロナ。普段、週末には夜更かしをしてサッカー観戦を楽しんでいる人たちも、サッカーをあまり観ない友人やお母さんから「いつもバルセロナが来るんだね」と言われているかもしれない。
それもそのはず、05年に現行のクラブW杯となってから今回が11回目の開催となるが、実に4度目の出場となる。世界のトップ・オブ・トップクラブが集う欧州で、これほどの出場数を記録しているというだけでもその頭抜けた強さがうかがえる。
実際に試合を観てもバルサは強い。常に60%を大きく超えるボール支配率を記録し、前線の選手は2点3点と複数点を積み重ねていく。負ける姿があまり想像できないチームといえるが、それは世界中のサッカークラブでバイエルンと並んで2チームだけといっても過言ではない。
20日に行われる決勝戦のチケットは3位決定戦と通しとはいえ、ゴール裏1万円と決して安くはない値段だが、バルセロナにはそれだけの価値は十分にある。
とはいえ、再びバルサを日本で観る機会が訪れるか分からないだけに、このチャンスにバルサの全てを堪能したいところ。ここでは、今季のバルサの戦いぶりから試合での見所を探ってみる。
まずバルサの最大の注目ポイントは、もちろんリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、そしてネイマールの3人だ。この世界のトップ3ともいえる3人が繰り出す“非エゴイストの連係力”には、サッカーの全てが詰まっている。
ネイマールのコンディションが不安視されるものの、20日には間に合う見込みで、この3人の競演を観ることができる可能性は高い。