磐田がJ1復帰を果たした【写真:Getty Images】
明治安田生命J2リーグ最終節が23日に行われ、各地で熱い戦いが繰り広げられた。
注目はJ1自動昇格圏の2位をかけた最後の戦い。勝てば文句なしの自動昇格が決まるジュビロ磐田はアウェイで大分トリニータと、磐田と勝ち点で並ぶアビスパ福岡はFC岐阜とアウェイで対戦した。
11試合負けなしで7連勝中の福岡。好調を維持するチームは13分、右からのクロスをファーサイドで折り返すと、城後寿が打点の高いヘッドを決めて先制に成功した。
しかし60分、岐阜が同点に追いつく。スルーパスに抜け出したレオミネイロがネットを揺らし試合を振り出しに戻した。
そして、磐田も均衡を破る。62分、右サイドから小林祐希が折り返すと、最後は伊野波雅彦が押し込んでついに先制に成功した。
福岡は71分、右からのクロスにウェリントンがヘディングシュートを叩き込む。そして74分にも右から送り、今度は城後が頭で決めて3点目を奪った。さらに77分にもウェリントンがネットを揺らし、自動昇格へ熱い想いをぶつける。
すると磐田の試合も動く。90分、パウリーニョのゴールで大分が同点に追いつく。だが、直後に小林が決めて勝ち越しに成功した。
そして、試合終了。磐田は2-1で、福岡は4-1でそれぞれ勝利。この結果、勝ち点は82と同じだが得失点差で磐田が上回り、自動昇格圏内の2位でフィニッシュ。3年ぶりのJ1復帰を決めた。3位となった福岡はJ1昇格プレーオフに回ることになった。
【了】