明治安田生命J3リーグ最終節が23日に行われ、レノファ山口はアウェイでガイナーレ鳥取と対戦。
勝てば文句なしの優勝、そして自動昇格が決まる山口。前節までに94得点を叩き出した抜群の攻撃力が魅力のチームだが、開始早々の2分、鳥取の安藤由翔に決められいきなりビハインドを背負うことに。
一方、山口と同じ勝点77で得失点差で2位のFC町田ゼルビアは、アウェイでAC長野パルセイロと対戦。前半はスコアレスで折り返した。
後半開始直後の46分、山口は岸田和人が抜け出すと、小石哲也が倒しファウル。このプレーで2枚目のイエローーカードを受け、退場となる。1点を追いかける山口が数的優位に立った。
すると62分、CKに岸田が二アサイドでヘディングシュートを決め、山口が同点に追いついた。そして優勝を争う町田は64分、長野にゴールを決められ先制を許した。
だが、試合はまだ終わらない。72分、鳥取のフェルナンジーニョがGKとの一対一を落ち着いて制し、勝ち越しに成功した。
一方が動くともう一方も動く。町田は74分、エースの鈴木孝司がネットを揺らし、同点ゴールを決めた。町田はこのまま終了。山口の結果にJ2復帰は委ねられた。
そして試合は95分、山口がラストプレーで同点に追いつき試合終了。土壇場でミラクルを起こした山口が、1年目でJ3優勝を果たし、J2昇格を決めた。
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