サネッティら多くの偉大な選手とプレーしてきた長友【写真:Getty Images】
今季インテルで6年目を迎える日本代表DF長友佑都が15日、自身の考える“偉大な選手”について語った。
長友は2011年にインテルに加入して以降、多くの一流選手とプレーしてきた。ハビエル・サネッティ、ウェズレイ・スナイデル、エステバン・カンビアッソ…。また、指導者としてはレオナルド氏、クラウディオ・ラニエリ氏、ワルテル・マッツァーリ氏と仕事をしている。
そんな同選手だが、サイドバックの“偉大な選手”の定義を尋ねられると「個だけでなくチームを勝たせる選手」という要素を挙げた。
「間違いないと思います。そういった選手が生き残っていますから」
長友は偉大な選手の定義を学んだ経緯として、偶然にもミランの元主将であるパオロ・マルディーニとレストランで話したエピソードを明かした。「たまたま横の席にいて、その時にサイドバックとしてのプレーについて色々と話してくれました。そこで学ぶことが多くありましたね」と語っている。
マルディーニはミランの黄金期を支えた欧州サッカー史上最も成功した選手の一人といっても過言ではない。ミランの下部組織で育ち、生涯を同クラブで過ごしたマルディーニはセリエA優勝7回、チャンピオンズリーグ優勝5回と、まさに“レジェンド”たるキャリアを歩んだ。
インテルとはミラノダービーを戦うライバル関係にあるミラン。その主将を長く務めたマルディーニだが、インテルの選手である長友にも気兼ねなくアドバイスをくれたという。
個の力か、チームの力か。日本サッカー界において頻繁に議論となるテーマだが、「チームを勝利に導くこと」こそが“偉大な選手”であることは揺るぎない事実だろう。
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