長友が叩き出したセリエAトップクラスのデータ
12.756km。代表合流前に行われたセリエA第12節トリノvsインテル戦で、長友佑都が叩き出した走行距離だ。
これは同節としては、セリエA全選手の中で第2位の数値であった(1位はフィオレンティーナMFマティアス・ベシーノの12.862km)。
サッカーの試合において、1試合での平均距離はだいたい9kmほどと言われている。その中で12kmを超え、13kmに近づくというのはなかなかの数値なのだが、驚愕なのはその内容である。
セリエAが公表しているデータでは12.756kmの内訳も明かされているが、ジョグによる移動が2.872km、平均的なスピードのランニングによるものが8.23km。そして時速24.14km以上のスプリントで稼いだ距離は、なんと1.654kmにもなっている。
これは1試合で0.8kmに達すれば高いとされる数値なので、単純に考えれば長友はその2倍以上のダッシュを繰り返していたということになる。
この試合、長友はウイングバックとして出場。後方のカバーリングや攻撃時のオーバーラップのみならず、対面のブルーノ・ペレスを抑えるために高い位置でプレスも猛烈に掛けていた。
これら90分間のハードワークが合計され、こういう数値となったというわけだ。
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