日本代表は11日、W杯アジア二次予選のシンガポール戦に向け前日練習を行った。

　移籍が噂されながらインテルに残留し、出場機会を得られていなかった長友佑都。しかし、現在は再びピッチに立っている。試合に出られなくてもコンディションを保ち、日々の積み重ねが”復活”に繋がっている。

　気持ちの面でも「モチベーションは前から変わらないですよ」と言う。また、好転した状況にあぐらをかくこともない。

「次の試合でダメだったら出られなくなるし、危機感を持ってやっていかないと。サイドバックもね、7人ぐらいいるので（笑）」

　シンガポール戦については、中央に固執しすぎた前回の対戦の反省も踏まえ、より幅を使って攻めると監督・選手が口にしている。

　長友も「タイミングよく上がっていく場面をどんどん増やしていかないといけない」と、外から攻めることの重要性を理解している。

「サイドバックが上がって幅を出すことで、間のスペースができてくると思う。サイドは本当に重要になる」

　この試合の鍵となりそうなサイド攻撃には、長友の縦横無尽のオーバーラップが必要だ。

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