新リーグを提案するマガト氏【写真:Getty Images】
2014年までイングランド2部のフラムで指揮を執り、J1サガン鳥栖が招へいに動いていると一部で報じられているフェリックス・マガト氏が、バイエルン・ミュンヘンについて語ると同時に新リーグを提案した。4日に独メディア『フォーカス・オンライン』が報じている。
マガト氏は2004年から2007年までバイエルンを率いた経験があり、就任初年度でブンデスリーガ優勝を果たし、ドイツ杯も制していた。2年目も両方のタイトルで連覇を果たすなど、輝かしい功績を残している。一方で、選手を徹底的に管理し厳しい練習で鍛え上げる姿勢はドイツ国内では”鬼軍曹”の異名で恐れられている。
バイエルンは今季もその強さを発揮し、ブンデスリーガで10勝1分0敗と無類の強さを見せている。2位のドルトムントとは勝ち点5差開いており、首位の独走状態が続いていた。これに関してマガト氏は、バイエルンのような資金力がある強豪チームだけのリーグも必要だと考えているようだ。
「バイエルンは何年もの間、ブンデスリーガを制している。だから、その解決策として、資金力があるビッククラブだけの新たなヨーロッパリーグを作るのはどうだろうか。それが唯一の解決策になると思う」
欧州2大大会と言われる、チャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)に加えて、3つ目の大きな欧州リーグを提案している。マガト氏はそのリーグに参入するべきチームとして「バルセロナ、レアル・マドリード、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマンなど」と答えている。欧州のクラブの中には過密日程に難色を示すチームも多いだけに実現は難しいかもしれないが、果たして…。
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