2得点を決めたリバプールのコウチーニョ【写真:Getty Images】
【チェルシー 1-3 リバプール プレミアリーグ第11節】
不調ですでに今季5敗を喫しているチェルシーは31日、ホームに同じく勝ち切れない試合が続くリバプールを迎えた。
試合が動いたのは開始早々の4分、左サイドからのクロスにゴール前まで詰めていたラミレスが頭で合わせてホームのチェルシーが先手を取る。
しかし、その後はアウェイチームが主導権を握り、チェルシーを苦しめる。クロップ新監督の下、未だリーグ戦勝利のないリバプールだったが、フィルミーノを前線に置く新布陣が機能した。
すると前半終了間際のアディショナルタイム、ペナルティエリア手前でボールを持ったコウチーニョが左足を振り抜く。カーブがかかったボールは鋭く曲がってGKベゴビッチの手をかすめ、ゴールネットに吸い込まれた。
前半のうちに追いついたリバプールは、後半も変わらず攻めの姿勢を強く打ち出していく。するとチェルシーのモウリーニョ監督はアザールを下げてケネディを投入。低調ぶりを批判される10番への信頼が揺るいでいることを示す采配を見せる。
逆転を目指すリバプールは74分、サコのロングボールを途中出場のベンテケが頭で落とし、最後はコウチーニョがDF2人を転ばせて見事なシュートを沈める。さらに83分にはアイブのアシストからベンテケが決めて勝負あり。
アウェイに乗り込んだリバプールはクロップ監督体制でリーグ戦初勝利を挙げた。一方のチェルシーは公式戦4試合勝利から遠ざかり、リーグ戦ではまさかの6敗目を喫して混迷から抜け出せていない。いよいよモウリーニョ監督の首も危うくなってきただろうか。
【得点者】
4分 1-0 ラミレス(チェルシー)
45+3分 1-1 コウチーニョ(リバプール)
74分 1-2 コウチーニョ(リバプール)
83分 1-3 ベンテケ(リバプール)
【了】