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【現地レポート】序盤を終え、岡崎はプレミアで通用したのか? 低くはない評価とその先に求めるもの

日本人ストライカーとして3人目となるプレミアリーグでの挑戦をスタートした岡崎慎司。リーグ8節を終了した時点で、すでに先人たちは越えた。献身的なプレーで地元のファンも人気も高い。自らもここまでには前向きな感覚を得ているが、得点という結果を得るための試行錯誤も続けている。

text by Kozo Matsuzawa / 松澤浩三 photo by Getty Images

8戦7先発。数字では表せない貢献度に高評価も

 ブンデスリーガで2年連続2ケタ得点の看板をぶら下げて、岡崎慎司は英国の地にやってきた。日本人ストライカーのプレミアリーグ挑戦は、西澤明訓と李忠成に続く3人目のことである。

 そして岡崎は開幕戦からスタメンの座を勝ち取り、第2節のウェスト・ハム戦では鮮やかに初ゴールを奪う。西澤と李はPLのピッチに立つことすらできなかったが、現日本代表のエースはいとも簡単に先人ストライカーを越えていった。

【現地レポート】序盤を終え、岡崎はプレミアで通用したのか? 低くはない評価とその先に求めるもの
クラウディオ・ラニエリ監督【写真:Getty Images】

 とはいえ、岡崎の視線はより高い次元を見据えている。初出場や初ゴールは当然通過点でしかなかった。それでも、自身の目指すその場所にたどり着くためには、上々の滑り出しを切っていると評価できるだろう。

 リーグ第8節まで終了し、7試合で先発出場。残りの1試合でも途中出場しており、ここまでは全試合に出場している。第3節以降に得点はなく、第5節からは途中交代が目立つ。しかし、数字では表せられない貢献度の高さが光っており、ファンからの人気も高い。

 直近のノリッジ戦後の記者会見。レスターのクラウディオ・ラニエリ監督は、ここまで7得点と絶好調のエース、ジェイミー・バーディーとともに岡崎についても次のように評価している。

「ゴールだけが大切なのではない。バーディーと岡崎が試合中ずっと前線からプレスをかけ続けてくれるから、その後ろにいる選手たちもチャージできるようになる」

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