香川真司【写真:Getty Images】
ブンデスリーガで快進撃を続けるドルトムントは、20日のレバークーゼン戦に3-0で勝利した。この試合で1ゴール1アシストを記録した香川真司が欧州各国メディアから絶賛されている。
地元紙『ルール・ナハリヒテン』は「レバークーゼン相手の夢のパス:香川はロングボールの危険性を知っていた」と題したコラムを公開し、背番号23の足から放たれた威力抜群のロングパスに焦点を当てて特集した。
記事の中ではヨナス・ホフマンの先制点をアシストした50m級のパスを取り上げ、走っている味方にピタリと合わせた「夢のパス」と精度の高さを称える。そしてこのパスが相手GKベルント・レノを引きつけ、ホフマンのゴールが決まったとしている。
また香川のパス成功率83.6%を「中央で創造性を生み出す責任があり、時にはリスクの高い選択をしなければならないことを考えると非常にいい値」とし、「ホフマンへのパスは偶然ではない」と絶賛している。
このロングパスについて香川は「しっかり準備していた。僕らはロングボールが相手を混乱させると理解していた」と語っており、意図的なプレーだったことを証明している。
そしてドイツだけでなくイングランドでも香川の活躍が取り上げられた。英紙『ガーディアン』は今季2得点目となったゴールを「今週のベストゴール」としてリオネル・メッシやカルロス・テベス、アルトゥーロ・ビダルらと並べて紹介している。
辛口評価で有名な伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』も香川を今週の欧州ベストイレブンに選出し、プレーぶりを高く評価した。絶好調でドルトムントの攻撃を一手に担う日本代表MFの勢いは止まらない。
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