デル・ピエロとサネッティは何度もトッティと対戦した【写真:Getty Images】
先週末20日のセリエA第4節サッスオーロ戦でゴールを挙げ、クラブでの公式戦通算300得点を記録したローマのFWフランチェスコ・トッティに対し、かつての戦友たちから賛辞の声が寄せられている。
ユベントスでは敵として、そしてイタリア代表では共に戦ったアレッサンドロ・デル・ピエロはクラブ公式TV『ローマ・チャンネル』にビデオメッセージを送り、「僕は君と何度も戦ったのを覚えているよ。違うチームで戦えたことを誇りに思う。僕らはキャプテンになって、2つのチームで偉大なライバル関係を築けた。
互いに尊重させてくれたし、君のことを本当にリスペクトしている。(2006年W杯の)オーストラリア戦でPKを決めた後の雄たけびは今も鮮明に覚えている。僕らは共に世界一素晴らしいもの、W杯を勝ち取った」と同胞の記録達成を祝った。
現在はインテルの副会長を務めるハビエル・サネッティ氏はピッチ上で何度もマッチアップしたトッティに対し伊『ラジオRTL』で次のように語った。
「トッティはピッチ内外で偉大なチャンピオンだ。彼は何年にもわたってローマのシンボルであり続け、永遠に彼らの歴史の中に残るだろう。僕がまだ覚えているのはサン・シーロで2人揃ってゴールを挙げた2008年2月のことだ。彼のような王者としての力を持った選手とプレーすることは僕にとって喜びだったし、誇りだ」
多くの選手たちに影響を与えてきたローマの“王子”トッティ。38歳になってもその威光は衰えを知らず、スタディオ・オリンピコで輝きを放ち続けている。
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