横浜FMの富樫敬真【写真:ダン・オロウィッツ】
明治安田生命J1リーグ2ndステージ第11節が19日に全国各地で行われた。
【横浜F・マリノス 1-0 FC東京】
引き分けを挟んで4連勝中の横浜FMがホームにFC東京を迎えた一戦。FC東京は前節ヴィッセル神戸相手にハットトリックを決めたFW前田遼一をセンターフォワードに据える。
堅守を誇るチーム同士の戦いはチャンスの少ない展開に。横浜FMがFW齋藤学のドリブルを中心にカウンターを仕掛けるも、フィニッシュで精細を欠きゴールが奪えない。
しかし、スコアレスドローに終わるかと思われた88分、横浜FMにニュースターが現れる。途中出場で横浜FMデビューを果たしたFW富樫敬真が見事なヘディングゴールを決め、1-0と劇的な勝利を収めた。
【川崎フロンターレ 6-1 名古屋グランパス】
川崎Fと名古屋の一戦はゴールラッシュとなった。前半途中まで試合は均衡を保ったものの、35分にFW小林悠が先制点を決めると43分にFW田坂祐介、45分にFW大久保嘉人が記録を打ち立てるゴールを決める。バイタルエリアでパスを受けると右足を振りぬき、強烈なシュートを突き刺した。これで大久保はJ1通算150得点を達成した。
後半には再び川崎Fが追加点を奪い4-0とすると、67分と93分に再び大久保がゴールを決めハットトリックを記録。合計スコア6-1で川崎Fが快勝を収めた。大久保はJ1通算得点を152ゴールまで伸ばしている。
【清水エスパルス 1-4 浦和レッズ】
アウェイで清水と対戦した浦和は28分にDF森脇良太のヘディングで幸先良く先制する。しかし、清水も食い下がる。コーナーキックからMF大前元紀のクロスをFWチョン・テセがヘディングで決めて同点に追いつく。1-1の同点でハーフタイムを迎えた。
しかし、後半に浦和が突き放す。55分にFW興梠慎三、66分にMF武藤雄樹が決めて3-1と試合を決定づけると、91分にはMF柏木陽介がダメ押し弾を決めて4-1と快勝した。この勝利で浦和は年間順位で1位に返り咲いている。
J1リーグ全試合結果は以下。
ヴァンフォーレ甲府 0-1 鹿島アントラーズ
ベガルタ仙台 1-1 湘南ベルマーレ
川崎フロンターレ 6-1 名古屋グランパス
横浜F・マリノス 1-0 FC東京
清水エスパルス 1-4 浦和レッズ
ヴィッセル神戸 1-2 アルビレックス新潟
サンフレッチェ広島 0-0 サガン鳥栖
【了】