ヤングボーイズの久保裕也(左)とザルツブルクの南野拓実(右)【写真:Getty Images】
現地時間12日、欧州各地でリーグ戦が行われた。ヘルタ・ベルリンの日本代表MF原口元気は今季初ゴールを決め、ドルトムントの香川真司はチームの逆転勝利に貢献する活躍を見せた。
だが、活躍を見せたのは“A代表”の選手だけではない。リオ五輪を来年に控えるU-22日本代表の2人が躍動を見せている。
ヤングボーイズに所属する久保裕也は、スイス・スーパーリーグ第8節のファドゥーツ戦でレアンドロ・ベルトネの先制点をアシストすると、前半38分には元セルビア代表FWミラレム・スレイマニのクロスからチーム3点目を挙げた。
久保はこれでリーグ3試合連続のゴールとなり、チームの4-0の勝利に貢献した。
また、ザルツブルクの南野拓実は、オーストリア・ブンデスリーガ第8節のグレーディヒ戦で2得点を決めている。2点のビハインドを追っていたザルツブルクだったが、反撃の狼煙を上げるゴールを決めると、同点で迎えた71分に勝ち越し弾を叩き込んだ。
ザルツブルクはこの直後にもゴールを挙げて4-2の逆転勝利。南野はこれでリーグ3試合連続、今季通算5得点目となった。
同日、来年1月にカタールで行われるリオ五輪予選を兼ねたアジアU-23選手権の組み合わせが発表され、日本はサウジアラビア、北朝鮮、タイと同組となった。
この大会で決勝トーナメントを勝ち抜き、3位以内に入らなければリオ五輪への出場権を失ってしまう。長期間かけて行われるワールドカップ予選とは違い、短期間の大会で結果を残さなければならない。
6大会連続のオリンピック出場へ。2人の活躍は、この世代の日本代表の大きな鍵を握っている。
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