先発出場する可能性があるMFアドナン・ヤヌザイ【写真:Getty Images】
日本代表MF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督が12日に行われるハノーファー戦の出場メンバーについて言及した。11日にクラブのオフィシャルサイトでコメントを発表している。
今季公式戦で7試合に出場し6得点を決めて好調を維持しているドイツ代表FWマルコ・ロイスだが、左足親指を骨折したため出場するのが難しい状況になった。反対に今夏に加入したベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイはザンクトパウリとの親善試合でゴールを決めて波に乗っている。この状況から、トゥヘル監督はヤヌザイを先発起用する考えを明言した。
「ロイスはまだコンディションが万全ではない。ヤヌザイは先発メンバーにもちろん入る。彼に対してものすごくポジティブな第一印象を持った。アドナンは物静かだがオープンな若者で、チームメートたちともコミュニケーションを取っている」
「だが、新加入選手には時間が必要だ。彼はボールの扱いがうまく、創造性があってよく動くし、1対1で挑むのが好きで力強い攻撃を形成できる。だが守備への素早い切り替えや激しい練習、ゲームに慣れる必要がある」
ドルトムントは現在多くの怪我人をかかえている。DFエリック・ドゥルムは膝を痛めて手術を受ける予定で、DFウカシュ・ピシュチェクも筋肉を痛めている。FWアドリアン・ラモスも足首を負傷しているが、ハノーファー戦に間に合う可能性があるようだ。いずれにしても、怪我人が増えてきていることはドルトムントにとって悩みの種と言えるだろう。
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