悲願のEURO初出場が目前に迫るウェールズ代表。6日のイスラエル戦に勝利すれば出場権を獲得できたが、スコアレスドローに終わり歓喜は持ち越しとなった。

　それでも今のチームには自信が満ちあふれている。中心選手としてウェールズをけん引するアーロン・ラムジーは「僕らはボスニアへ行って3ポイントを掴めると感じている」と、10月のボスニア・ヘルツェゴビナ戦での勝利を確信している。英紙『ガーディアン』が伝えた。

「（イスラエル戦で）突破を決められなかったのは残念だけど、ポジティブなゲームだった。ボールを支配し、チャンスをいくつも作った。フィニッシュの部分が足りなかったね。だけど負けなかったことが重要だし、クリーンシートを達成できたいい試合だったと思う」

　引き分けでもチームには好循環が生まれ、たくさんのファンもアウェイでサポートした。ラムジーは「たくさんのファンがアウェイまで来てくれると、ホームのように簡単になる」と感謝し、ボスニア・ヘルツェゴビナへの遠征でのさらなる応援に期待を寄せた。

　ウェールズ史上初のEURO本大会まであと一歩の現代表チームは、人気の実力も兼ね備えた存在になりつつある。来年フランスでどんなプレーを見せられるか、ガレス・ベイルやラムジーの活躍にも注目が集まる。

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