ヘルタ・ベルリンの日本代表MF原口元気【写真:Getty Images】
日本代表MF原口元気が所属するヘルタ・ベルリンは、現地時間30日に行われたブンデスリーガ第3節で香川真司が所属するドルトムントに1-3で敗れた。試合後、原口が記者団の質問に応じた。
前半15分、味方がクリアしたボールからDFラインを抜け出して独走態勢に入るも、後ろから追ってきたマッツ・フンメルスにカットされてしまい、シュートを打つまでには至らなかった。
好機でシュートを打てなかったことについて、「初っ端のチャンスは決めたかったです。あそこが今日の全て。僕に与えられたチャンスは90分であれ1本だったし、もう少し早くシュートを打てばよかったかな、と。慎重にGKの動きを見すぎ、駆け引きをし過ぎたかなと思います」と反省の言葉を口にしている。
一方、ボールをカットしたセンターバックのフンメルスの守備の上手さには脱帽のようだ。
「(追ってきているのを)感じてはいたけど、間に合わないだろうなというか、後ろからボールをつくというのは勇気がいることなので大丈夫だろうなと思っていた。そのあたりの駆け引きが上手。負けてしまいましたね」
原口は、9月のW杯アジア二次予選の日本代表メンバーにも選出されている。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「彼は中盤の選手」と説明したように、再びボランチで起用される可能性もある。
それでも、「(サイドでもボランチでも)戸惑いはないですし、監督に求められているところで僕はやろうと思っている。そういう使われ方をするというイメージを持っていきたいと思うし、僕自身、サイドでも真ん中でもできるというところを見せられれば代表で生き残れる可能性も高くなる。いろいろイメージしながらチャレンジしていきたい」と、本職ではないポジションでも歓迎する姿勢を見せた。
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