「てっきり先発だと思っていた」
敵地で昇格組のボーンマスを相手にしたレスターの先発メンバーには、Shinji Okazakiの名前がなかった。イングランド移籍後、リーグ戦4試合目にして初のスタメン落ち。後半開始から投入されたが、試合後の岡崎は「てっきり先発だと思っていたし『あー、代えるんか~』って感じ」と悔しがった。
だがこれまでの3試合と戦い方を変えたチームは、普段とは違うサッカーをしたせいから精彩を欠き、開幕からの勢いが見られなかった。ボーンマスの速いプレスとパス回しに対抗できず、引いてしまうばかりでまるで押し返せないのである。
途中出場するまでの45分間。そんな不甲斐ないチームの姿を、岡崎はどのような目で見ていたのか。
「(ボーンマスは)いいチームだった。(レスターは開幕ダッシュに成功して)勘違いしているつもりはないが、やれることをやらないと。特にこういうチームに対しては、自分たちが弱さを発揮してしまう。
相手のほうが自信を持ってボールを回したし、自分たちはクセで引いてしまう。そのままガッツリ、相手みたいにはめ込んだほうが今日のようなチームは焦って蹴るんじゃないかな」
守勢一方の状態で、前半24分にはボーンマスに先制点を許す。もっと失点してもおかしくないほどの脆弱ぶりだったが、決定力を欠く敵の攻撃陣に救われた。
岡崎は、先制を許した直後の25分からウォーミングアップを開始。その後は一度引き上げたものの、35分ごろからまたピッチサイドに飛び出して、懸命に汗を流して続けた。