トッテナム移籍が決定したソン・フンミン【写真:Getty Images】
ストライカーの獲得を目指すトッテナムは28日、ブンデスリーガのレバークーゼンに所属する韓国代表FWソン・フンミンを獲得したことを発表した。背番号は「7」。
契約期間は2020年までの5年契約となり、移籍金は明らかにされていないが、2200万ポンド(約41億円)とみられている。
ソン・フンミンは移籍にあたり、レバークーゼンの練習を無断で欠席してトッテナムとのメディカルチェックを行っていたため、チャンピオンズリーグ(CL)プレーオフのラツィオ戦で招集外となっていた。
“お騒がせ”行動によってチームメイトは失望。心配したハカン・チャルハノールは何度もソン・フンミンに電話を掛けたが、返ってきた返事はトッテナム移籍というニュースだったようだ。
このような問題行動は2011年に他の韓国人選手も起こしている。メディカルチェックを終えて、リーグ1のリールと3年契約を締結する予定だったFWパク・チュヨンが用意されたホテルから脱走し、アーセナルとの契約を結ぶためイングランドに向かったことがあった。リールのミシェル・セイドゥー会長はそのことに激怒していたと言われている。
フンミンは、バイエルン・ミュンヘンのFWアリエン・ロッベンと並んで2012/2013シーズン以降ブンデスリーガで最も多くのゴールを挙げており、昨季のブンデスリーガではMFで唯一ハットトリックを決めた選手として知られている。
新天地への移籍が決定したソン・フンミンは、「僕はサッカーを愛している選手だ。学校ではコーチである父親から多くのことを学んだ。ファンのために出来る限りのパフォーマンスを見せられることを楽しみにしている。ファンからのサポートは、僕のモチベーションをさらに高めてくれる」と、ファンに向けて活躍を誓っている。
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