シャビ・アロンソ【写真:Getty Images】
まもなく本格的に開幕する新シーズンに向けて、ミランは中盤の補強を検討している。17日に行われたコッパ・イタリアのペルージャ戦では本田圭佑が質の高いプレーを披露したが、指揮官を満足させるだけのものではなかったようだ。
伊紙『トゥットスポルト』によれば、シニシャ・ミハイロビッチ監督はサンプドリア時代の教え子であるロベルト・ソリアーノを新司令塔として迎え入れることを望んでいる。
トップ下候補には本田の他にジャコモ・ボナベントゥーラやジェレミー・メネズといった選手もいるが、ミハイロビッチ監督の理想に近いプレーを見せられず誰も全幅の信頼を置かれるまでには至っていない。シモーネ・ヴェルディはエイバルへとレンタルに出された。
また、セントラルMFでゲームを作る役割を担う人材も不足している。これまでリッカルド・モントリーボやアンドレア・ポーリも中途半端な出来に終始していた。
だがトップ下に比べてこちらの補強はあまりうまくいっていない。当初のターゲットだったゼニトのアクセル・ヴィツェルは3500万ユーロ(約48億円)という高額な移籍金がネックとなり具体的な動きには進展していない。
バイエルン・ミュンヘンのシャビ・アロンソも獲得候補の1人に挙げられているが、開幕戦にも先発出場した通り、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で戦術のキーマンとして重用されているため移籍は現実的ではない。
移籍市場終盤にきて新たなチームの核を迎えようとしているミラン。今夏の大型補強がどれほどの成果を挙げるかは“最後の一押し”に懸っているかもしれない。
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