米本拓司【写真:ダン・オロウィッツ】
明治安田生命J1リーグ第7節が16日に行われ、FC東京はガンバ大阪を2-1で下した。
試合後、米本拓司は「今日だけいいプレーしては意味がない」と、勝利に浮かれることなく次に目を向けていた。
先制ゴールを奪うと、後半には長い距離をドリブルで独走して勝ち越し点の起点となった。2点目の突破に象徴されるように、米本が前の推進力をもたらすことで攻撃に厚みをもたらした。
「そういうところが課題とずっと言われ続けている」と自身でも理解しており、「ゴールやアシストという形になると自信になる」と米本は言う。ボール奪取などで力を発揮してきたが、プレーヤーとして新たな領域に入ろうとしているのではないか。
東アジアカップでは3試合とも出場機会がなく、悔しい思いをした。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からは技術面での指摘も受けたようだが、「何か一つでも吸収して帰ってこようと思った」と話し、この日のG大阪戦ではそれをパフォーマンスで示した。
現在のチーム状況については「一人ひとりが特徴を出し合っているというか、すごいいい雰囲気。勝つメンタリティがついてきたのかなと思う」と自信を深めている。
米本の活躍もあってこれで3連勝。タイトル獲得へFC東京はこれからも勝利を目指す。
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