ネイサン・バーンズは来日2ゴール目でFC東京を勝利に導く【写真:ダン・オロウィッツ】
明治安田生命J1リーグ2ndステージ第7節の9試合が16日に全国各地で行われた。
FC東京はホームでガンバ大阪と対戦して2-1で勝利を収めた。前半は15分に右サイドをドリブルでえぐったネイサン・バーンズの折り返しに米本拓司が合わせ、FC東京が先制して折り返す。
後半開始早々パトリックに同点ゴールを奪われるが、58分にロングカウンターを繰り出したFC東京が米本、羽生直剛とつないで最後はバーンズが来日2得点目を決めて勝ち越しに成功。倉田秋の強烈なシュートがポストを叩くなどひやりとする場面もあったがなんとか逃げ切って勝ち点差を7に広げた。G大阪は2試合勝ちなしで足踏みが続いている。
前節新潟を下して久々に勝利した浦和レッズは、開幕戦で対戦した湘南ベルマーレをホームに迎えた。序盤は湘南のハイプレスに苦しめられたが、徐々に主導権を握った浦和が58分に槙野智章の今季2得点目で先制する。その後も湘南の反撃を許さず1-0で2連勝を達成した。
アウェイの地カシマスタジアムへ乗り込んだベガルタ仙台は、開始3分で野沢拓也が古巣鹿島アントラーズから先制点を奪う。相手4人を引きつけた仕掛けはさすがの技術力だ。
さらに27分、再び野沢がペナルティエリア手前から左足を振りぬいて追加点を挙げる。夏場から調子を上げることで有名な名手の活躍で2点リードを手にした仙台だが、鹿島も山本脩斗の2試合連続ゴールで食らいつく。
そして82分、直前に投入されたばかりの土居聖真がヘディングで値千金の同点ゴールを奪う。さらに88分、ディフェンスラインの裏を獲った土居が再びゴールを陥れて土壇場で勝ち越し、鹿島が3-2で逆転勝利を収め4連勝を飾った。
柏レイソルは首位サンフレッチェ広島のホームに乗り込んでいきなり3分にクリスティアーノの得点で先制する。追いつきたい広島は後半開始から野津田岳人に代えて浅野拓磨を投入するが状況を打開できない。
そして63分、再びクリスティアーノが火を噴く。ペナルティエリア手前で右足を振りぬくと、強烈なシュートがゴールネットに突き刺さった。GK林卓人の正面だったが、反応が追いつかないほどの一撃で柏がリードを2点に広げる。
こうなるとクリスティアーノは止まらない。77分にキム・チャンスのクロスに頭で合わせてハットトリックを達成。0-3で勝ち点3をもぎ取った柏は前節ヴィッセル神戸戦に続いての連勝となった。広島はホーム2連敗で首位を浦和に明け渡している。
その他の会場ではサガン鳥栖が鎌田大地と水沼宏太、ペク・ソンドンのゴールでモンテディオ山形に1-2の勝利。横浜F・マリノスは2-0でヴァンフォーレ甲府を下して前節に続く連勝を飾った。
今季開幕戦で3-3の激闘を演じた松本山雅FC対名古屋グランパスは、0-1で名古屋に軍配が上がった。清水エスパルスはアルビレックス新潟と1-1の引き分けで勝ち点1を獲得し、山形を抜いて年間最下位を脱出。ヴィッセル神戸はホームで川崎フロンターレを2-0で抑え込み、完封勝利を挙げた。
全9試合の結果は以下の通り。
山形 1-3 鳥栖
浦和 1-0 湘南
FC東京 2-1 G大阪
横浜FM 2-0 甲府
松本 0-1 名古屋
清水 1-1 新潟
神戸 2-0 川崎F
鹿島 3-2 仙台
広島 0-3 柏
【了】