岡崎慎司【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグ第2節が15日に行われ、岡崎慎司の所属するレスターはアウェイでウェストハムに1-2で勝利した。
この試合で岡崎はプレミアリーグ移籍後初ゴールを挙げ、さらにリヤド・マハレズの追加点を生むきっかけとなるプレーに絡んだ。60分強のプレーながらチームの全得点に絡む活躍を現地メディアは揃って最高の評価を与えている。
英紙『ミラー』は選手祭典で岡崎にチーム唯一の「8」(10点満点)をつけてマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出。「ゴールに値した。ピッチを去るまで良いプレーを見せた」と評し、試合のターニングポイントに先制点の場面を挙げている。
岡崎が高額な移籍金で加入したことに触れながら、前半マッチアップしたカール・ジェンキンソンを果敢なチャレンジで翻弄したことを指摘し、「岡崎はジェイミー・ヴァーディーとの相性が良く、マーク・オルブライトンやリヤド・マハレズとも連携が取れている。スピードとトリックがあり、ボールを奪うことは難しい。彼は注視すべき存在」と絶賛した。
同じく英紙『デイリー・メール』はMOMこそ2試合連続ゴールのリヤド・マハレズとしたものの、岡崎に高評価の「7」を与えている。『BBC』も試合を動かした場面に先制点を挙げて岡崎をMOMに選出。『インディペンデント』紙も岡崎にマフレズと同じ「8」をつけてMOMに選んだ。
そのうえで高額な移籍金で加入した日本代表FWの活躍を「彼の最初の上手いボレーはセーブされたが、リバウンドを素早くヘディングし、フォクシーズ(レスターの愛称)を勝ち点3に導いた」と評している。
レスターの地元紙『レスター・マーキュリー』は「岡崎は重要な存在だった。彼のファーストタッチはしばしばスペースを生み出した。レスターにリードをもたらす極めて適切なプレーだ。ヴァーディーのクロスに合わせる際のランニングも素晴らしく、セーブされた最初のボレーで優れた技術も見せた。リバウンドボールを頭で空のゴールへ流し込むための反応も最高に速かった」とあらゆるプレーを褒めたたえている。
ヨーロッパ全土をカバーするスポーツ専門チャンネル『ユーロスポーツ』も岡崎にほれ込んだ。採点はチーム最高点の「8」でMOMに選出すると、「ゴールでレスターを(首位争いの)運転席に乗せた。フォクシーズにとって素晴らしい契約」と称賛した。
18年ぶりの開幕2連勝で暫定首位に立ったレスターは次節、22日にトッテナムとの一戦に臨む。
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