バルセロナのFWペドロ【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラのバルセロナに所属するFWペドロ・ロドリゲスが、プレミアリーグのチェルシー移籍を決断したと、12日付けのスペイン紙『スポルト』が報じている。
アーセナルやリバプール、パリ・サンジェルマンなどのクラブも獲得に乗り出していたが、ペドロは2015年6月にはバルサとの契約を2019年6月まで延長し、バルサに残留する意思を示していた。
しかし、このときバルサは選手の意思を尊重し、違約金を1億5000万ユーロ(約202億円)から3000万ユーロ(約40億円)に引き下げている。
ペドロは昨季のリーグ戦で35試合に出場したが、途中出場が27試合とリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの“MSNトリオ”の陰に隠れてしまっていた。本人もベンチの立場に納得していない姿勢を示しており、南米3トップと争うのは「困難だ」とも認めている。
アーセナルやリバプールからのオファーを断り、チェルシー移籍を決断した経緯には、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督や元バルサのMFセスク・ファブレガスと電話口での説得があったからだとしている。
チェルシーはすでにバルサが要求する違約金3000万ユーロ(約40億円)を準備しており、あとはクラブ間交渉のみとみられている。
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