水原に所属するFW鄭大世【写真:Getty Images】
J1の清水エスパルスは、水原三星ブルーウィングスに所属する北朝鮮代表のFW鄭大世(チョン・テセ、31)と、移籍金4億〜5億ウォン(約4000万円〜5000万円)+年俸6億ウォン(約6000万円)の3年半契約で合意に達したと、韓国メディア『東亜スポーツ』が報じている。
2013年に水原へ移籍した鄭大世は、今季のKリーグ20節終了時点で首位全北と勝ち点7差の2位につけるチームの中心選手として6ゴール5アシストをマークしている。しかし、同選手は契約最終年を大幅減俸を受け入れてプレーしている状況であり、清水移籍を断る理由がないため退団確実だと伝えられいる。
清水はJ1ファーストステージで勝ち点13の最下位に沈み、セカンドステージの巻き返しを狙っている。そのため、川崎Fで2006年から5シーズンで46得点と活躍したストライカーに白羽の矢を立てた。
一方、水原は鄭大世の後釜として浦和に所属する日本代表のFW李忠成を半年間の期限付き移籍で獲得する意向があるようだ。U-19韓国代表としてプレー経験のある李は、日本に帰化した後、2011年のアジアカップ決勝で優勝を決めるゴールを挙げているため、韓国国内でも広く認知されている。なお、李はファーストステージで無敗優勝を飾った浦和のなかでベンチスタートが続き、14試合でわずか1得点にとどまっていた。
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