FC東京U-15むさしへの選手登録が完了した久保建英【写真:Getty Images】
FC東京の大金直樹社長は14日、バルセロナの下部組織を退団していたU-15日本代表の久保建英がFC東京U-15むさしに加入することを記者団に明かした。12日には登録が完了しており、17日から試合に出場できることもあわせて発表した。
正式なリリースを出さなかったこと理由については、「今まで中学生、高校生の年代では正式なリリースをしたことはなく、特別扱いはしない」と説明した。
ただ、「注目度が高く、みなさんが興味を持つだろうとは思っている。そのため、こういった形でご報告をさせていただいた」と、久保への注目度の高さにも理解を示した。
また、同社長は最終的に選手の希望でFC東京を選んだことも明かした。久保には「日本代表を背負ってたつ選手になってほしい。我々としてはそんな練習環境を作っていければと思っている」と希望を寄せている。
「基本的には他の選手と同じ。特に(上のカテゴリへの)昇格が確定しているわけでもなく、この1年間のプレーを見て決めていきたい」と、あくまでも特別扱いはしないことを強調した。
久保はバルセロナの未成年選手の登録違反によって公式戦出場禁止を言い渡され、帰国を決断。その後の去就に大きな注目が集まっていた。
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