AFC副会長がFIFA理事選にノミネートした理由とは?
AFC副会長を務めるマレーシアのアブドラ・アフメド・シャー王子は、FIFA理事選に向けた候補者の一人にノミネートしている。『フットボールチャンネルアジア』は、来週バーレーンで行われるAFC総会の投票を前に、シャー王子に話を聞いた。果たしてシャー王子とはどのような人物なのだろうか。
――FIFAの理事選にノミネートしましたが、それを決断した理由とあなたがその役職に就いて出来ることを説明してもらえますか?
幼少期からFIFAの一部として働くことは夢でした。この役職に就いて実現させたいことはたくさんあり、これからもFIFAとAFCを支援していきたいと考えています。マレーシアや他のアジア諸国に奉仕するため選挙に勝たなければなりませんが、アジアからの意見を反映させ、FIFAの理事の中で我々に高い分配が与えられることを提案していきたいです。FIFAの理事メンバーとして、行政、技術、指導、審判、そしてユースや女子サッカーを含んだ、あらゆる側面を発展させられる資源を得るためのロビー活動ができると信じています。
――FIFAの運営が厳しい監視の下で行われることが求められているが、FIFAの信頼を回復させるために必要なことは何だと思いますか?
全ての問題を調査する透明性が重要です。FIFAの規則が守られることが一番であり、これを保証するのが私の仕事になるでしょう。出資者にも課題について学ぶ機会を与え、FIFAの説明責任や透明性を解決できる方法をともに考えていくべきなのかもしれません。組織は常に向上の余地があります。
――FIFAの理事に選出されることにどれほど自信がありますか?
とても自信があります。全ての投票者が私の経験や考えを理解してくれると信じています。彼らは私がチームプレーヤーで、自分たちの意見を通すには私に頼ることが最善だと考えているはずです。
――マニフェストでは、FIFAでアジアの発言力を高めることについて多く語っています。現在のアジアは、FIFAの中でどれくらいのレベルにあると感じていますか?
アジアからの声を反映させるためには、政策決定のプロセスにおいて代理権が重要です。アジアでワールドカップを開催する機会をもっと増やしたいです。技術面の向上、女子サッカーの普及、発展委員会の存在があれば、アジアサッカーはさらに成長するでしょう。