久保建英が帰国を決断【写真:Getty Images】
所属するバルセロナの未成年選手の登録違反によって公式戦出場禁止を言い渡されている13歳の久保建英は、試合に出場できない生活に耐えられず退団を決意したと、スペイン紙『ムンド・デポルティボ』が29日に伝えている。
同紙は昨年12月31日に「『日本のメッシ』と期待されている久保の両親が帰国を真剣に検討している」と報じていた。
そして3ヶ月後、それが現実となった格好だ。同選手は27日、インファンティルA(U-14)のチームメイトに別れを告げており、週明けには日本に帰国すると見られている。
今回の退団は久保と母親にとっても容易な決断ではなかったようだ。両者は最後までバルサに残ろうとしたが、公式戦でプレーできない状況を覆す可能性は閉ざされていた。
久保はバルセロナ・サッカースクール福岡校でコーチに見いだされ、2011年にアレビンC(U-12)に入団した。新たな環境への順応スピードは凄まじく、当時はチーム得点王に輝き、翌年はアレビンAでリーガ、カタルーニャ杯と様々な親善トーナメント制覇に貢献した。
ここ2年間、インファンティルB(U-14)では出場機会に恵まれなかったものの、コーチングスタッフやチームメイトは「久保は成長し続け、全ての練習がスペクタクルであり、将来に期待できる選手」と主張している。
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