前線の選手を多く試した
【日本 2-0 チュニジア 親善試合】
日本代表は27日、大分でチュニジア代表と対戦。岡崎慎司と本田圭佑のゴールで勝利した。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制の初陣となったこの日、注目のスタメンには、代表デビューとなる藤春廣輝、川又堅碁などフレッシュな顔ぶれが並んだ。キャプテンはこれまでと変わらず長谷部誠が務める。
序盤から日本は切り替えが早く、前線で奪われてもすぐさま相手にプレッシャーをかけ、ボールに厳しく寄せている。
日本は最終ラインからのビルドアップが不安定で、バックパスからヒヤリとする場面も見られた。DFやボランチが縦につけようと選手を探すも、前線の受ける動きが少ない。
21分、縦パスを永井がスルーし武藤が受けるも、クリアされシュートは打てず。このCKから川又が打点の高いヘッドを放ったが、クロスバーに阻まれる。25分には、清武弘嗣のFKから最後は藤春がシュートもクロスバーを越えた。
31分にもスローインからの繋ぎで長谷部が折り返し、清武が左足でシュートもミートできなかった。
日本は59分、永井、清武に代えて香川真司と本田圭佑を投入する。
67分、本田のCKに吉田が飛び込みネットを揺らすも、その前のところでファウルがあり、ノーゴールの判定。直後には山口の鋭いパスを藤春がワンタッチで落とし、川又が左足で打つも枠を外れた。
72分、日本は武藤に代えて宇佐美貴史、川又に代えて岡崎慎司を投入した。
攻撃を続けた日本は78分、ついにゴールをこじ開ける。香川がドリブルで持ち込み、本田が左からクロスを上げると、ファーサイドで岡崎がヘディングシュートを放ちネットを揺らした。
さらに83分、バイタルエリアで岡崎から香川へボールが渡り、最後は本田が押し込んで2-0とした。その後、日本代表は内田篤人と今野泰幸をピッチに送り込んだ。
88分には抜け目ない動き出しから宇佐美がシュートもポストに阻まれた。
結局このまま試合は終了し、日本が2-0で勝利。ハリルホジッチ監督体制の初陣を勝利で飾った。
【了】