開幕戦でブンデスリーガ史上最速ゴールを決めるなど、所属先のレバークーゼンで好調を維持してドイツ代表に初選出されたカリム・ベララビが、自身の心境を語った。10日付の独大衆紙『ビルト』に、同紙のベララビへの短いインタビューが掲載されている。
「カリム・ベララビ(24)はドイツ代表デビューの前に立っている」として、ビルト紙は「彼の父親はモロッコ人なので、レバークーゼンの攻撃のスターはまたモロッコ代表のためにもプレーすることが出来た」と記した。
まず、なぜドイツ代表を選ぶという決断を下したのですか? というビルト紙の質問に対して、ベララビは次のように答えた。
「そのことに関しては何度も深く考え込んだし、家族を交えて何度も話し合ったよ。最終的には心で決めた。母はドイツ人で、僕はドイツで生まれた。そして僕の全ての人生はもう長くここにある。モロッコを同じくらい愛しているとしても、ドイツは僕の故郷だ」
また、ドイツ国歌を歌いますか? という質問に対してベララビは「僕はドイツ代表チームでプレーする。自分の役割をドイツ代表の成果のために貢献したい。歌うつもりだよ」と答えている。
そして、左腕のアームバンドについて尋ねられると、ベララビはこう語った。
「シーズンが始まる前に母が掛けてくれたものだ。家にいるときに、ごく自然にね。それからというもの、1度たりとも取り外していない。初めて腕にくっついてから、これまで多くの幸運を僕にもたらしてくれたよ」
【了】
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