W杯3戦フル出場。負傷から懸命のリハビリを経て復帰
2月のハノーファー戦での右ひざ太もも裏負傷でブラジルW杯出場危機に陥りながら、懸命のリハビリを経て、何とか本番に間に合わせた内田篤人。14日のコートジボワール戦(レシフェ)で復帰後初の90分フル出場を果たし、ケガのブランクを感じさせないアグレッシブな動きを見せた。
その後のギリシャ戦(ナタル)、コロンビア戦(クイアバ)も全てフル稼働し、守備面で体を張ったプレーを披露するとともに、右サイドからの崩しでチームを大いに活性化した。
だが、日本は結局、1分2敗の勝ち点1でグループ最下位。日本が完全に主導権を握りながら崩しきれなかったギリシャがベスト16進出するという悔しい結果に終わった。
「どうしても自分たちが勝たなきゃいけないのは分かっていましたし、前半ギリシャが勝ってるって情報も入っていました。その中でバランスを崩して前に行ってこういうサッカーになっちゃったんじゃないですかね。
やっぱりこういう試合で先に失点してはいけない。先制点を取られてガクッと来た部分はありましたけど、サッカーの試合なんてそんなことばっかり。前半のうちに追い付けたのはラッキーだった。
ただ、後半から相手の10番(ハメス・ロドリゲス=モナコ)が出てきた。彼はドログバとタイプが違いますけど、真ん中でうまくボール持てるし、一発を持っている。ロングシュートもありますから、そこでうまくサイドにパッパっと振られて、真ん中で取られるというのはやっぱりいい選手。
2点目を取られた場面も、あそこまでスルスルと来られたら僕も絞りますし、サイドもある程度は捨てるというのはしょうがない部分だったかなと。足に当てましたけどね…」