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イタリアメディアが見た日本。同郷ザックの更迭にまで言及。現地2紙は共に本田に最高点、香川に最低点

本田圭佑と長友佑都がプレーし、アルベルト・ザッケローニ監督が生まれた国、イタリアのメディアが日本対コートジボワールのゲームレポートを掲載。そこでは、ザッケローニ監督の更迭にも言及されていた。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

報道の中心はコートジボワール

「ドログバ、笑顔はほろ苦く『ベンチスタートにはがっかりした』」
(ガゼッタ・デッロ・スポルト)

「ジェルビーニョ、エレファンツは新たなリーダーを得た」
(コリエレ・デッロ・スポルト)

 日本vsコートジボワール戦のキックオフはイタリア時間で15日の3時キックオフ。イタリアのスポーツ紙におけるゲームレポートは翌日の16日に回されたが、ゲームレポートというよりは試合後のインタビューなどが中心。そして仕方のないことだが、報道の中心はコートジボワールの選手になっていた。

イタリアメディアが見た日本。同郷ザックの更迭にまで言及。現地2紙は共に本田に最高点、香川に最低点
ドログバの知名度は世界的【写真:Getty Images】

 ドログバの知名度は世界的であり、過去ミランやユベントス移籍の噂も登っていた(ユーベについては今夏移籍の報道も出ている)。そしてコリエレ・デッロ・スポルトが逆転ゴールを決めたジェルビーニョを主役としてクローズアップしたのは、同紙がローマに本拠を置くからだ。

 仕方のないところではあるが、もしこれが勝っていたならば、先制点を挙げたミランの本田やそれをアシストしたインテルの長友が大きく扱われたことだろう。ただイタリア人監督のザッケローニについては、両紙ともにコメントを紹介。

 そしてガゼッタ・デッロ・スポルトは、「サムライは敗退の危機に直面することになった。もしそうなれば、監督のポストが対価となる恐れがある」と代表監督の更迭にまで言及していた。

 一方、試合中のパフォーマンスの言及については、電子版に掲載されたマッチレビューに詳しい。ガゼッタ・デッロ・スポルトは「本田の魔術により先制した日本だったが、その後はフィジカルという点で凌駕された。香川のタレント性は陰に隠れていた」と論評していた。

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