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“香川を超える逸材”と韓国メディアが絶賛するソン・フンミン。新天地でさらに飛躍することが出来るか?

昨季、HSVで活躍し、レバークーゼンへのステップアップしたソン・フンミン。現地、そして韓国メディアは絶賛し、日本の香川真司と比較する。果たしてソン・フンミンとはどのような選手なのか?

text by 呉承鎬 photo by Ryota Harada

目覚ましい活躍“ソンセーショナル”

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レバークーゼンには昨季得点王のキースリンクが所属する【写真:原田亮太】

“ソンセーショナル”――。昨シーズン、ハンブルガーSVに所属し、チーム最多の12ゴールを記録したソン・フンミンに、ブンデスリーガ公式サイトがつけた異名だ。センセーショナルなプレーでドイツ・サッカー界の注目を集める21歳の若き韓国人ストライカーは今季、新天地レバークーゼンでさらなる飛躍を狙っている。

 彼に惜しみない敬意を表したのは、メディアだけではない。ドイツの皇帝ベッケンバウアーは去る3月、『モルゲンポスト』のインタビューで、「ソン・フンミンは“スーパープレイヤー”という修飾語がよく似合う選手。速く、躍動的だ。ゴールを量産するだけでなく、美しいゴールを創造することができる」と絶賛。

 ブンデスリーガ公式サイトの「2013-2014シーズンのブンデスリーガ得点王候補」を選ぶファン投票でも、ソン・フンミンは見事1位に輝いている。ネット投票の結果に過ぎないと言えばそれまでだが、59%の支持率を得たことは特筆すべきことだろう。

 そして何よりも、レバークーゼンの歴代最高額となった1000万ユーロ(約13億円)の移籍金は、ソン・フンミンという選手の価値をダイレクトに伝えてくれる。

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