フットボールチャンネル

編集日記 12年前

理想の社長、ダメな社長【李勇秀 編集部というお仕事】

『サッカー批評issue60』での社長特集内に掲載されている“ダメ社長あるある”“理想社長あるある”を紹介しようと思います。それにしても、いろんな社長さんがいらっしゃるようで……。

text by 李勇秀

 今号の特集の冒頭で、「理想の社長、ダメな社長」と題して、社長の生態をちょっとのぞけるような記事を、森雅史氏に執筆してもらっています。

 その中の“ダメ社長あるある”“理想社長あるある”を、ドーンと紹介しようと思います。

ダメ社長あるある

・サポーターの言うことを聞きすぎてしまう

・すぐ監督のせいにして辞任に追い込む

・試合当日、相手のチームカラーを含んだ洋服を着ている
・やみくもにサポーターと対立関係になる
・地元の商店街やサッカー協会とケンカする
・職員をどんどん辞めさせる
・職員の配置転換が多すぎて誰が何をやっているかよくわからなくなる
・財界とのつながりが浅い
・自分の私的な活動にチームを連れ出す
・自分の子どものために下部組織を利用する
・ネットの書き込みを1日中気にしている

理想社長あるある

・地元の商店街で人気者になっている

・斬新なビジネスのアイデアを持っている

・試合当日、スタジアム内を回ってファンの顔を確認する
・サポーターといい協力関係を保っている
・サッカー協会の相談役になっている
・職員が育ちサービスが向上している
・裏方の職員を大切にして労に報いるのを忘れない
・財界とのつながりが深い
・信念を持ってサポーターを説得することができる
・チーム運営には極力口を出さない
・GMや監督の相談を真摯に受けるがきちんとした理由での解任も厭わない強さを持つ

 記事内には、ほかにもいろいろなエピソードが飛び出します。

「目の前にいるのに透明化した社長」
「ミスしたことをひた隠す社長」
「チームの勝利を願う社長」
「来場者の満足度を考える社長」……。

 社長業は批判されることが常ですが、理想と現実がありながら重圧のある仕事をこなしているわけで、その一端が垣間見える内容になっているかと。要チェックでお願いします!

本文中イラスト:Aznable Nishi

【了】

『サッカー批評issue60』
定価980円

『社長失格』 「降格」は偶然の産物ではない
【新春スペシャルインタビュー】リオネルメッシ(FCバルセロナ)、高橋秀人(FC東京)
【崩壊した西の横綱 ガンバ大阪 混迷の一年を追う】
【ヴィッセル神戸が迷走を繰り返す理由】
【横浜F・マリノス 名門再建への航海図】
詳細はこちらから

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!